【小学校読み聞かせボランティア】1、2、3年生

絵本の読み聞かせ

こんにちは^^

まちの保健師として、ちいさな子育てサロンを運営しています、みやけあやと申します。

11月から、娘の通う小学校の"読み聞かせボランティア"に参加させていただくことになりました。

読み聞かせボランティアまとめ

先月は学校の都合で中止となり、今回2クール目の訪問になります。

季節の絵本や干支の絵本も考えましたが、どの学年も関係ない内容になりました。

※著作権保護の観点から今後は表紙写真を商品リンクに置き換えてご紹介します

1年生への読み聞かせ絵本

くすのきしげのりさんの、おさがり

所要時間:約8分

おねえちゃんの おさがりを 恥ずかしがる なっちゃん。そんな なっちゃんに、先生が おさがりの 思い出を 話してくれます。そして、ともくんの おうちにも おさがりをあげられる 赤ちゃんが。モノを大切にする心を、大切にする絵本です。

東洋館出版社HP 商品詳細より

1年生のお話。後半には、みんなが使っている机やいす、教室そのものが上級生からの”おさがり”であることに気づきます。

選書理由

・お兄ちゃんお姉ちゃんがいなくてピンとこない生徒さんも、自分事として楽しめるのではないか。
・2年生になることへの期待が高まるのではないか。
・学校の読み聞かせ、第三者に読んでもらって出会うにも良い絵本ではないか。

しっかり”お話”なので、前回と同じクラスじゃなかったら読んでいないと思います。

感想や反応から『聞ける子が多い』と思ったので、自分が読みたいと思ったものを選びました。

学校図書館の司書の先生曰く、6年生まで幅広く読み聞かせできる絵本だそうです。上級生になるほど、おさがりを経験した子どもが多くなるので、自分事として聞いて楽しめるそう。

1年生が舞台のお話だから自分事に聞けるかなと選書したけれど、また別の学年でも読んでみたいなと思いました。

子どもたちの反応・感想

『おさがり』という言葉を初めて聞いた子もたくさんいました。

・「お兄ちゃんがいるからおさがりを持ってます」
・「今自分が使っているものを大切に使おうと思いました」

本当にみんなよく聞いてくれたのだけれど、初めて聞く言葉だったこともあって、付いてくるの大変だったかな、朝一から疲れちゃったかな・・・朝の始まりは楽しいのがよかったかな、、、って、ちょっと反省したり(^^;

でも、今日だからこそ出会えた絵本でもあったのかなと思うので、誰かの心に種まきができていたらいいなぁと前向きに捉えています!

2年生への読み聞かせ絵本

ザ・キャビンカンパニーさんの、しんごうきピコリ

所要時間:約3分半(途中で声を挙げてくれたりするので、実際はもう少し時間がかかると思います。)

信号が青に変わったら、車はどうするかな? とパトカーが信号機の色を見ながら話をします。ところが、ピコリ! 信号機がとつぜんピンク色に変わりました。なんと車は、さかだちをしなければいけません。信号機がどんどんめずらしい色に変わるたび、車たちにはいろんなことが起こります。ピコリは何色光るのでしょう? 信号機のルールのお話かと思いきや、ふしぎな信号機のピコリに、パトカーと車たちがふりまわされる楽しい絵本。

あかね書房HP 商品ページより

選書理由

・交通ルール(現実)× ファンタジー の面白さ
・これまで家庭で読んできて反応がとてもよく、自分も読みやすい。

前回も同じクラスだったので、なんとなく雰囲気を感じて、楽しんでもらえるのではないかと思いました。1年生も読んでみたかったくらい、小学校低学年の反応が気になりました。

子どもたちの反応・感想

ものすごい反応良かったです!想像以上に!

1年生のときに紹介されたようで、ほとんどの生徒さんが知っていました。

でも「なんだったけなぁ~」と言いながら、みんな積極的に参加してくれました^^

以外に『黄色』って難しくて「なんだったっけ~、、、あっ、そうか!」という声も聞こえました。

・「2回目だったけど、何度読んでも楽しかったです。」
・「にじの道が面白かった。本当の虹の上は車が走れないけど、固めたりしたら走れるかなとか考えました。」

絵本を聞きながら、色んなことを考えているのですね!( *´艸`)

3年生への読み聞かせ絵本

初めましての3年生。わが子に読んでいない領域です。

昔話を読んでみたいなぁと思っていて、それはそれは悩みました!

好きなお話があってほぼコレ!と思っていたのですが、やっぱりなんだか・・・と振り出しに戻っては次の絵本を開き・・・の繰り返し(笑)

いろんな絵本が頭で浮かんでは消え・・・のなか、ふと絵本棚に目をやったとき、パッと目に入った背表紙がこれでした

所要時間:約5分

 ある日、ソフィーとお母さんがお茶の時間にしようとしていると…、「ごめんください。ぼく とても おなかが すいているんです。おちゃのじかんに ごいっしょさせて いただけませんか。」と毛むくじゃらのとらがはいってきます。そこでお母さんは言います「もちろん、いいですよ。どうぞおはいりなさい」ふたりは次々に食べものをすすめ、それを、とらはぜんぶ食べてしまいました。家じゅうの食べ物も飲み物もなくなってしまうまでです!

子どもの本の童話館グループHP 絵本・本の詳細情報より抜粋

選書理由

・直感!!!!!

・この年で出会ってほしいなぁと思った。

この頃から、絵本や本によく触れている子とそうでない子が入り混じるそうです。

『しんごうきピコリ』のような参加型の絵本は3年生も楽しめるのかもしれません。

この絵本は『現実ではありえない』状況が起こるけれど、家族たちは淡々と受け止める。そして、そんな世界に慣れてきたころに、想像力をかき立てる終わり。

読み聞かせの後にはいつも感想を聞く時間があるのだけど、もっとじんわり余韻に浸って欲しいなと思う絵本です。

おもいっきりなファンタジー絵本って、あまり絵本に触れていなかった子としては聞きにくいのかしら・・・勉強したい!!

子どもたちの反応・感想

読んだことのある生徒さんは1人でした。

・「本当のトラは喋らないけど、喋っているのが面白かった。」
・「あんなに大きなトラなのに、お母さんが「いいですよ」と家に入れていたのが面白かった。」
・お腹が痛くなりそうなくらい、たくさん食べていたのが面白かった。

一人が手を挙げると少しずつ手が挙がって、発表してくれました。

面白いポイントをしっかりつかんでいたり、自分なりの感想があって、こちらが勉強になります。

私は、読み聞かせの後に感想を言わせることに違和感があるのですが、学校の考えもあるし、言いたい子もいる、ということを1年生・2年生で学びました。

じっくり絵本の世界を楽しむという点において『感想を言うため』の読書だったり、絵本を読んでもらう時間になるのはもったいないなぁと思っているのですが、たまにあるこの時間が誰かの何かのきっかけになればいいなぁという思いです。

講座とかしてて、思い出の絵本で「学校で読み聞かせてもらいました」っていう方が結構おられるんです!

悩みながらも楽しい!!!

次回は初めての6年生、高学年です。

毎度毎度悩むし、次回はさらに悩むのだろうけれど、それも楽しんでいる自分に気づきます^^

今日は、これまで読み聞かせボランティアをされていた方たちに『つかみ』の部分のお話を聞かせていただきました。

読むのに少し慣れたら、場づくりも意識したいなぁと楽しみです♪

こんな機会をいただけて、本当に感謝!!