こんにちは^^
まちの保健師として、ちいさな子育てサロンを運営しています、みやけあやです。
どんぐり拾いに遠足、運動会と、秋らしい行事がどんどん終わっていくなか、朝に着て行った上着を脱いで帰ってくるという、なんとも季節感がチグハグな日々ですが、いかがお過ごしでしょうか?
娘の通う小学校での、今年度の絵本の読み聞かせボランティアが始まりましたので、今日は11月に実際に読んだ絵本をご紹介します♪
☑NPO法人絵本で子育てセンター認定 絵本講師
☑”絵本を子育ての味方に” 子どもの心に寄り添う良質な絵本を扱う小さな絵本屋さん
※著作権保護の観点から表紙写真を商品リンクに置き換えてご紹介します。サイトから購入の際は、定価との比較をしっかりご確認ください。
1年生_繰り返しで予想が付けば、長くても大丈夫!
所要時間:約7分
子スズメはお母さんから飛び方を教わりました。羽根をぱたぱたやっているとちゃんと空中にういているので、子スズメはおもしろくなってどんどん遠くまで飛んでいきました。そのうちに羽根が痛くなったので休もうと思いましたが、ようやく見つけた巣にはカラスやヤマバトやフクロウがいて、中に入れてもらえません。やがてあたりは暗くなって……。骨格のしっかりした物語絵本です
福音館書店HPより
選書理由
生徒さんの反応
ほとんどの生徒さんが最後まで絵本に視線を向けて聞いてくれました。絵本に視線を向け、独り言のようにボソボソとつぶやいている様子もチラッと見えて、絵本のなかのことを言っているのかなぁと嬉しくなりました。
最後に必ず先生が感想を聞いてくれます。わたしは不要だと思うのだけど、学校の方針なのでグッと我慢しております(笑)
司書の先生に教えていただいた「感想を言いたい子もいる」というのを去年目の当たりにして、家庭の読み聞かせとは違う環境も勉強させてもらっています。一生懸命に感想を考えてくれる生徒さんもいて「ありがとう」。
2年生_今年もやってきました柿の季節
所要時間:約4分
おじいちゃんがくれた柿の実。かじってみたら、わわわ! 渋くて食べられないよ! でもこの柿の実も、干すと甘くておいしい柿の実に大変身するんだって。やってみよう! 毎日お外に干してたら、柿の実がだんだん小さくしわしわになってきた。もう渋くないのかな? 食べられるようになったかな? おそるおそるかじってみると……。
福音館書店HPより
選書理由
去年の2年生にも読んでとても盛り上がった1冊だったので、来年も読めたら、と決めていました。
ご近所さんにわけていただいた干し柿も一緒に持参します。(来年は自分でも作ってみたいなぁ)
今回は娘のクラスへの読み聞かせでした。少し前に宿題で「さつまいもを使った料理について調べる」というものがあったので、季節ネタとして導入の話もしやすかったです。
生徒さんの反応
「1年生の時も(三宅に)読んでもらった!」
去年1年生のクラスでも読み聞かせをさせてもらったんですが、まさか覚えてくれていたとは・・・。『(娘)さんのお母さん』という紹介をしてくださっていたので印象に残っているお友達もいたのかな^^(嬉しい)
読み聞かせ時間については・・・やはり実物+絵本の威力はすごいですね🤣
絵本自体が長くないので干し柿を「見たことあるかな?」という導入からするのだけど
「保育園で食べた!」「おじいちゃんが作ってる!」口々に発言が!
読んだ後の感想では
「食べたことがないから食べてみたい」「干すことで甘くなるのは初めて知りました」と、たくさん気持ちを教えてくれました。
・・・来年ももしこの時期に読めたなら、この組み合わせで読むでしょう(笑)
この回で何よりもうれしかった感想があって
「面白かった!」
これに尽きると思うんですよね。
▼こちらの2冊は持参して紹介しました。(図書室にあるとのことだったので)
3年生_ちょっと不気味なのが面白い民話(昔話)
所要時間:約7分
2年生のテンションそのままに3年生も・・・と思いましたが、去年読んでいるクラスがあったので別の絵本に。
選書理由
こちらの絵本は、わたしが大好きな民話(昔話)。大人の感想としては、最後のグッとくるところが印象に残りがちなのですが、子どもが大好きな”ゆうれい”というハラハラドキドキする存在と、ファンタジー満載のお話が”面白い”んですよね。
絵が淡い色なので、後ろの人に見えにくいかなぁと思って昨年読まなかったような記憶があります。(でもやっぱり面白いので紹介しました)同じタイトルで違う作者・画家さんの絵本もあるので比べてみるのも面白いです。
生徒さんの反応
昨年の2年生は、とても反応が良い印象でした。学年によって、クラスによって、カラーがあるのを感じました。
3年生から、絵本習慣の個人差がかなり出てくるそうです。わが子で経験していない年齢の生徒さんへの選書になり本当にチャレンジさせてもらっているなぁと思うのですが、今回の絵本は後ろの生徒さんもしっかり聞いてくれているような印象を受けました。
この絵本に出てくる飴屋さんは実際に京都にあるということで、その紹介もしました。そういった小話を入れることでも感想が言いやすくなるようです。
さいごに_選書に迷ったら
集団への読み聞かせは選書が難しいように感じるかもしれませんが、そんなときに昔話はとても味方になってくれる絵本だといわれています。知っている絵本だとしても、”知っている”ことが嬉しかったり、知っているからこそ集中して聞けるところがあります。
あとは、今回の私のように、自分が好きだという絵本は聞き手にもそれが伝わるので「初めの一冊にはぜひ自信をもって読める一冊を!」というアドバイスを去年いただきました^^
12月以降の絵本もまたご紹介できればと思います。最後までお読みいただきありがとうございました。